埼玉県志木市の佐藤デンタルクリニックです。今回は前歯のジルコニアを作り方をお話ししようと思います。
上の写真は、実は治療後の写真です!自然な前歯が並んでいると思うのですが、最初患者様が来られた時はこうではありませんでした。
もう一度見てください。どの歯がジルコニアセラミックかわかりましたか??
そうです。向かって左側の前歯がベタっとした白い歯なのが、患者様は気にしてなっておられたので、隣の歯にあわせて、違和感のない色形になおし、いれなおしました!
あまり、入れる歯を違和感なくするとはいえ、汚しすぎるのは希望されませんでしたので、隣よく少しだけ綺麗に仕上げてみました!いかがでしょうか。
何度か書いていますが、前歯の色を合わせるのは、色の濃さや深み、透明感など色々な要素がありなかなか難しいものです。
当院では、セレックという新しい機械を導入し、セラミックを自院のなかで、ドクターが作ることのできる体制を8年前に整えました。
その後、設備を少しずつグレードアップし、歯科医というよりは技工士さんに近いものが作れるように研鑽をしてきました。今回は、ジルコニアの作り方を簡単にお話しせてみようと思います。
まずはこの機会で口の中の撮影をします!
そのあと専用のパソコンソフトを用い画像を3D化しはの形をデザインします!
ブロックの削り出しを行います、これは色々な種類があります!
特別な液体をブロックに染み込ませ、ベースの色をつけてから
IMG_1684
(push!)
焼いた後にでてきたジルコニアセラミックです。釜で1500度程度の高温で焼きます、真っ赤ですね!
焼き上がると真っ白なブロックがこのように色が出てきます
周りにさらに色をつけて大体完成です
さらに口の中で微妙な色付けまで行い、調整してから焼くと、このようなリアルなジルコニアセラミックになります!
意外と複雑な工程があるのがわかると思います。でも、ここまでやるから、リアルでピッタリなジルセラミックとなります!
ジルコニアは普通に作ると、このようなべたっとして色味も全く違うものになります。
しかし、一つ一つの工程を積み上げていくと、歯にそっくりなものを作ることもできるのです。ジルコニアは確かにデジタルによる恩恵の大きな素材です。
しかし、最終的にいいものを作るためにはアナログの熟練した技術が必要になってきます。
また、口の中で見て実際の細やかな色の特徴まで再現することは、院内で完結するシステムがないと難しいかもしれません。
今回は、ジルコニアの作り方に焦点を当てて書いてみました。ざっくりした話でしたが、なんとなくはお分かりいただけたでしょうか。
当院では、日常的にこのような作業を行い、口の中で馴染みやすい、キレイなジルコニアをていきしています。自分のお口の中にもと興味を持たれた方がおられれば、予約をとっていただければ幸いです。
当院では、セラミック以外の治療は、基本的に保険で行っております。また、保険で入れられる白い歯などもありますので、ご相談ああただければと思います。
佐藤デンタルクリニック
TEL 0484741563
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