今回の症例は、前歯4本をに白いセラミックでかぶせて綺麗にしたものです。虫歯が色々なところに出来て、それを、プラスチックでつぎはぎのように詰めて治していましたが、
みためも悪く、すぐ変色し、虫歯にもなってしまい、このままだと、神経も近い将来取らなくてはならない可能性がたかいため、悪いところを取り、セラミックで周りを覆い処置しました。
上の写真は、術後のものです。患者様の希望もあり周りと違和感の少ない歯という事で、バランスを見ながら、白いだけでなく調和のとれた色調、形態を目指して作ったものです。
根元のフィットもよく、自分の歯のように見えているのではないかと思います。
セラミックですので、ツルツルが続きプラークがつきにくいのと同時に、変色することもありません。
また、強度も十分に取れてますので、まえのプラスチックのようにかけてくることもありません。
かみ合わせのチェックなどもしてますので、長く使っていただけるのではと思っております。
術前の状態です。上に書いた通り、プラスチックが色々なところにつめてありますが、変色や破折、虫歯などで問題が多く、このままではまずいなという状態でした。
たしかに、歯を削って歯をいれることに、抵抗の大きい方もおられると思います。削らずに済むならそれがいいのは確かです。
しかし、このように虫歯が色々なところに進行している場合、しっかりと覆ってあげることが、長期の予知性を生むことも少なくありません。
また、近年のマジメにおこなっているセラミック治療の進歩は隔世の感があり、強度の増加による削る量の減少、デジタル化した型取りによる簡便さと精度、セメントのレベルの向上とこだわりぬいた接着操作によるセメントの変質による脱離や二次的な虫歯との決別、
簡単に言えば、1つ1つの工程を丹念に最新のテクニックと材料を用いて行うことにより、非常に持ちが良く、術後の疼痛や違和感の少ない、非常に長持ちする歯を入れる事ができるようになったと感じております。
中途半端な治療のやり直しの繰り返しより、しっかりとした治療を、しっかりとした医院で行う方が、安定性も見た目もよく、結果的に長持ちする歯になると思われます。
それが、口の健康だけでなく、精神的な安定や、全身の健康につながることも少なくないのかもしれません。
なかなか思い切れないことも、あるかと思いますが、気に成っているところがある方は、相談やチェックだけでもしてみてもいいかもしれませんね!