埼玉県志木市の佐藤デンタルクリニックです。今回は、セラミックインレーの話です。当院ではエナミックというセラミックブロックを使った治療が1000本を超えました。ありがとうございます。
当院はジルコニア治療も力を入れて行っていますが、部分的に入れるインレータイプには、このエナミックという弾力のあるセラミックを勧めています。
歯は、噛めるのが当然で何万回という咀嚼をしても変わらないということが大事になってきます。全体を覆うタイプのクラウンに関しては、硬さのあるジルコニアが向いていると考えます。それは強度が極めて高いため削る量が少なくて済み割れることもほぼないからです。
では、部分的におおうインレータイプはどうでしょう。噛むときに、セラミック、歯牙、そして接着剤の三つが同時に力を受けることになります。
そのことにより、噛む面では地震のようなたわみが起こります。ここが全体を覆うクラウンとは違うところです。
地震が起こるとそれぞれの接触面でズレが生じます。断層のようなものです。結果的にそれが何万回も続くわけですから、その面で剥がれて来たりかけたりすることはよくあることです。
しかし、エナミックというセラミックブロックには弾力があります。そのことにより噛む面に地震がおきても対応できるのです。剥がれや欠けがほとんど起こりません。これはこのエナミック独特なものです。
また、硬すぎないことにより歯の硬さと似ており、ある部分だけ硬すぎて残るようなことがないのです。今回の治療例では、銀歯の部分だけが残り、歯の部分が削れています。例えばジルコニアなど固いもので治療するとこのようになることが考えられます。固ければ良いというものでもないのです。
実際、1000本治療をおこなってもエナミックでの欠けやはずれなどのやり直しは、数本です。だからこそ、我々も安心して患者様にエナミックインレーをお勧めできるのです。
大きな虫歯の場合、患者様と相談してジルコニアクラウンにすることもあります。しかし、せっかく虫歯になってない部分を削りたくないのは当たり前のことだと思います。今の時点では、できるだけ削らず、エナミックのセラミックインレーとして、保存を図るというのは非常に現実的な方法だと思います。
メインテナンスをしっかり行えば、エナミックは10年以上口の中で生き残ってくれるでしょう。そして、そのまま使い続けられることも大いにあると思います。
銀歯やプラスチックがすぐに虫歯になり、イヤになったという方も多くおられるでしょう。そういう方にもエナミックのセラミックインレーおすすめです!
当院では、保険外の治療だけでなく保険内のCAD/CAM冠などの治療にも対応しております。ご相談ください。
埼玉県志木市
佐藤デンタルクリニック
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