埼玉県志木市の佐藤デンタルクリニックです。今回はその方、その歯にあったセラミックの選択の話です。
ここでもよく出てくるジルコニアセラミックは強度も高く劣化が少ないという特徴があり、当院でもよく使用するセラミックですが、強度が高いゆえに色があいにくい時があるのも事実です。
そこを色々なテクニックを駆使して合わせていくのが技術ということになるのですが、極端に透明で白い歯の場合、患者様と相談して他のセラミックを使用する場合もあります。
上の写真は強化型のガラスセラミックというものを使用したものですが、このようにとびきり透明度の高い歯も作ることができます。その分の逆に合わないということもあるのですが、それは本当に最初の時点で選択する必要があります。
セラミックは、その種類により焼く温度も変わります。ジルコニアでは1500度くらい、強化型のガラスセラミックで850度くらいです。
硬さも倍くらいの開きがあるので、奥歯に使用するときは、ジルコニアの方が向いていると言えます。ただ、これが前歯の場合、どちらでも強度的には問題がなく、その場の色の傾向により変わるでしょう。
いずれにせよ、その時その時にあったセラミックを使用することが大切となります。設備もやり方も違うのでどちらも院内で作れますよという歯科医院は多くないのですが、当院であればそれは選択することができます。
これらのセラミックと言われるものは保険外の治療となりますので、患者様としても妥協したくないですよね。
その辺りのことも考え、長く使えて劣化が少なく、色も変わらないセラミックをその方に合わせて提供したいと考えています。
埼玉県志木市
佐藤デンタルクリニック
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