当院では、セレックという機械を使い、通常型取りから二週間程度かかるセラミック治療を、1日、数時間程度で行なっています。
セラミックの治療は、通常、銀歯などを含めた虫歯の除去、整形、型取り、作成、セットと多数の工程に分かれており、
型取りからセットまでは、二週間程度の時間がかかることが、ほとんどです。
セレックシステムのよいところは、精密なCAD/CAMシステムを歯科の世界に持ち込むことにより、型取り（デジタルインプレッション）、設計、作製（むくのセラミックブロックからの削り出し）を30分程度からできるようにしたことです。
当院では、型取り以降の設計の工程を患者さまと一緒にモニター画面を見ながら行うことにより、よりわかりやすく実感したりしていただくこともしております。
実際のコンピュータ設計の画面を見ていただくと、その精度の高さを実感していただけるかと思います。
また、その後のセラミックブロックの削り出しは、ドイツ製の専用工作機会を使用しており、格段のフィットを、実現しています。
セットした後は、どこが境目なのか、肉眼では確認できないどころか、舌で触ってもほとんどわからないレベルです。（口の中に入れるのですから当たり前なのですが、なかなかそこまでの精度のあるものはできてないことも多いのです）
だいたいかかる時間は、小さなセラミックで1時間半で麻酔などからセットまで行っています。お時間のない方、神経が生きていて細菌の侵入をさせることなく冠などをその日に入れた方がよいときは、3時間程度かけて、大きなものでも、最終的なものを入れることも可能です。
たしかに、ワンディトリートメントは、以上のように、通常のやり方では、絶対に無理なスピードで歯を入れることが、大きな特徴ですが、
それだけでなく、無垢のセラミックを使用したり、高温度で焼き締めをおこなうことによる、奥歯にも使用できる高強度や、
セラミックによる、ツルツルで透明感のある見た目と質感、
最新の接着剤をつかい、丁寧にセットすることによる、脱離や破折の少なさ、
などなど、口の中に入れるものとして、優れた点が数多くあります。
細かい話や、実際の事例に関しては、セラミックトリートメントの項目に譲りますが、
いずれかの点に興味のある方は、セラミックカウンセリングを受けられてみてはいかがでしょう。まずは、一ヶ所気になるところから、治療されるのも良いかと思います。