(セレック本体、口の中で撮影するカメラとCADデザインするモニターがセットになっている)
埼玉県志木市の佐藤デンタルクリニックです。今回は、初心に戻り、セラミックデジタル作製システムであるセレック(シロナ社)の仕様の流れを説明したいと思います。
当院で、セレックを導入して6年ほどが経ちましたが、
デジタル歯科治療の世界はどんどん変わっていきました。もはや精度やあうあわないなどということを話すことはナンセンスであり、設計した通りの歯がすぐ出来上がってきます。(機械に慣れていればですが、、)
さて、今回は流れの話です。まずは術前、左の銀歯があやしそうです。といっても銀歯が入っていると中が見えないのでわかりにくいですよね。
でも、レントゲンで確認した上で銀歯を外すと大きな黒い虫歯がありました。(銀歯は実は変形します、そうするとはじが歯からういてそこから虫歯になることが多くあります)
この虫歯を、適切に処理します。唾液を近づけないことで術後の痛みは出にくくなります。ほかにも、虫歯の消毒コーティングなど的確な処置を行います。
虫歯の処理が終わったら、口の中に小さなヘッドのカメラを入れて歯の形などを撮影します
その画像をコンピュータが三次元処理を行います、こんなふうに画像が出来上がります、かなりの高精細ですし、どのようにも動かすことができます。
その後、歯の形のシミュレーションをセレックが行います。オペレーターである私はその設計したものを微修正してより良い設計にします。
設計データができたら、セレックの削る方の機械(CADマシーン)にデータを送り、セラミックブロックを実際に削り出していきます。セラミックブロックを何十種類もある中からその方の歯にあったものを選びます、私はインレー(部分的におおうもの)の場合、エナミックという弾力に優れて歯との相性がよいブロックを選ぶことが多いです。
下の写真が出来上がったセラミックインレーです。大体5-10分くらいで削り上がってしまいます。一体型のブロックを削るので強度もバッチリです。(意外と小さなセラミックインレーをうまくけずるのは慣れるまではむずかしいものです!)
そして、けずれたセラミックインレー(エナミック)を口の中に戻しセットします。セメントによる接着も非常に大事で当院では特に力を入れています。ピッタリ入ったものをさらにキレイにツルツルに研磨しコーティングをほどこし終了です。ここまで、歯科医院にはいってから1時間半くらいです。(はじめてこられた日にはできないことがあります)
一日で治療が完結することにより、虫歯の深い部分が無菌に近い状態で封鎖することができます。また、麻酔が一度ですむ、来院回数が少なくなるなどのメリットがたくさんあります。今回は流れなので、細かい話はまたの機会にいたしますが、セレック治療の流れ感じていただけましたでしょうか、
当院では、ドクターは1人ですので、どの患者様の治療も基本院長1人で行います。院長は、セレック国際インストラクターの免許をもっており、1000症例以上のセレック治療の経験があります。(ちなみにその中で脱離破折などの問題がおきたのは0.1%以下です)安心して受診されてください。
セレック治療、セラミック治療に興味を持たれた方は、佐藤デンタルクリニックに来られてみませんか?スタッフ一同皆さまがリラックスできる環境を整えてお待ちしております。
佐藤デンタルクリニック
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