歯の神経をとるということ、とらないということ。


上記の三本の銀歯をセレックでセラミックインレーにやりかえたところです。虫歯は大きかったですが、神経は取らずにすみました。また、術後のお痛みもなかったそうです!

雨ばかりの8月が終わり、9月になりましたね!皆さんはどうお過ごしですか、志木市の佐藤デンタル佐藤です。

今回は、近頃、みなさまが気にされることの多い、神経の話について書いてみたいとおもいます。

歯の神経は、歯の内部にあり、根の先より、神経と血管が歯の中に入り込んでいるものです。虫歯が大きくなると、炎症を神経が起こすことにより、歯の内部で膨張し、歯の内部の壁との間で神経が強く押し付けられることにより、非常に大きな痛みを感じることになるのです。

密封空間のなかで、神経が押され続けるなんて、考えただけでもいたそうですよね。だから、歯の痛みは特別なのです。

さて、神経を取らなければいけない時は、ほとんど虫歯が大きく、症状が大きい時です。歯の神経は特に一度炎症がおこると、不可逆性といい、なかなか元の状態にもどることがありません。

それどころか、痛みが治まった時には、神経自体が死んでしまっていることもあるのです。こうなると、痛みがなくとも、神経の内部で、壊疽しており、そのままにしておくと、歯の周りに腫れなどを引き起こす元となります。

ですから、神経は患者さんの痛みを取るためと、元に戻りにくい神経の炎症をそこで断ち切るためにとるのです。

患者さんも薄々感じてられるように、神経はとらずにすめばそれにこしたことはありません。私も日頃からそういっています。

しかし、痛みがつよくでてからでは、上で書いたような理由で、神経を取った方が良いことの方が多いとおもいます。

とることのメリットの方が大きいのです。

ただし、ここでポイントなのは、痛みが強く出たら、というところです!

弱い痛みや、水が多少しみる程度なら、神経を取らずに治療することができます。

ですから、強くお勧めしたいのは、ホントに痛くなる前に、少し痛いとかしみる程度の時に、歯医者さんを受信することです。

定期検診などでのチェックもオススメです。

そうすることにより、大切な神経を残し、治療の程度を小さくすることができます。コストも通う回数も少なくできます。

ちなみに小さく詰めるだけであれば、一回で終わることもあります。神経を取らなくてはいけない場合、10回程度の治療が必要なこともありますから、その差は歴然です。

ただし、深い虫歯は、当然その後、痛みが大きな虫歯になりやすいこともおおく、中途半端な治療では痛くない歯に痛みが起きてしまうこともままあります、

簡単に詰めても、上からの感染や、内部の虫歯の炎症で安定しないことも多くあります。そんな時にもしコストが許せば、セレックで作った、セラミックインレーを選んでいただければ、

精度がよく、接着もきちんとしているので上からの感染をしっかりシャットダウンすることができます!また、強度もしっかりしているので、われたり、壊れることがほとんどありません。(保証もあります)

また、虫歯の深部の処理も、特別な材料を使うことができるため、術後の痛みが虫歯が大きくてもほとんどでません!深い虫歯を解決するためには、中からの問題と外からの問題を、両方解決する必要があるのです。

ですから、当日セットのできるセレックは、神経のある虫歯のやり直しに、非常にむいています。感染が少ない状態で、しっかりと密封できるからです。

とはいえ、痛みが大きくでてからでは、なかなか難しい場合もありますので、やはり、症状の出始めでの、早めの来院をお勧めいたします。

セレック治療に興味を持たれた方も、痛みを感じ始めたばかりで、なんとかしたい方も、ご来院をお待ちしています。(コストは上に出てきた写真のもので一本55000円税別となっております)

当院は予約制となっておりますので、お電話で予約をお取りいただければと思います。わたくし佐藤がドクターは1人で拝見しておりますので、予約された方は、キャンセルなどなきよう、少し早めのお時間に来院していただけるよう、お願いいたします。

きていただいた方が、喜んでいただけるよう、真摯に虫歯に向き合い、よい結果が残せるよう頑張ってまいります。

それではながくなりました。今日はこの辺で、、