志木市の佐藤デンタルクリニックです。今回はセラミックインレーを1日で行った症例を二つ載せます。上の写真は一つ目です。下の銀歯が術前、上の白い方が術後です。
近頃の傾向として、奥歯に虫歯ができた場合、銀歯を望まれる方は極端に減ってきたように思います。やはり、奥歯といえ、笑った時などに銀歯が見えるのが嫌なのだしょう。
では、どうするかというと、プラスチックの白い樹脂製のものを選択される方が多いし、また、歯医者の先生もそうすることが多いようです。
しかし、残念ながらプラスチックは何度か、ブログや症例集に載せているように、長く持たせるのが、奥歯の噛む面では難しい材料です。
理由はシンプルで硬さが歯に比べて圧倒的に足りないからです。削れたりかけたりしてほとんどのもので、数ヶ月から数年でなんらかの問題を起こしています。
そして、削ったはじからまた虫歯になり、また大きく削らなくてはなくなるのです。また、意外と二次的に虫歯になったとしても、痛みは出にくく、本人は気付くのに遅れることも多いことがほとんどです。
その遅れが、プラスチックの中で大きな虫歯を生み、気づいた時には、大きく削らなければいけなくなり、痛いやしみるなどの症状が出たあとでは、神経を取ることになることも珍しくなくなります。
ひとつは、プラスチックは長く持つ材料にはなりにくいということ、検診などでその綻びは早めにフォローしなければいけないということです。
では、セラミックインレーはどうなのでしょう。この前のブログにも書きましたが、以前の見た目をよくするだけの白いセラミックは長く持つというパワーが少し弱かったように思います。
もともと、セラミックはイメージ通り華奢な材料ですので、歯と一体化する接着をしっかりと行うことが求められます。セラミックの表面処理、歯の処理、そして、安定したセメントの効果待ち、どれひとつ今ひとつでも歯とは一体化しません。
上のセラミックの入った写真を拡大してみてください。銀歯の画像ではよく見れば隙間があるハジの部分が限りなく、一体化してわかりにくくなっているのがわかるかと思います。
このくらい歯と一体化しない限り、長持ちする修復物にはならないのです。また、当院で使用しているエナミックというセラミックは、弾力性があり、噛んだ時に、歯とセラミックが一緒にほんの少し歪みます。そのことにより接着剤にストレスがかかり剥がれたり取れたりすることを減らしているのです。
実際、このエナミックセラミックでは、脱離や破折はほぼありません。噛み心地が自然なのも特徴です。
こちらの症例も似ていますが、二つともセレックという、当院にあるとくべつな機械を用い、1日で銀歯の除去からセットまで行ったものです。
1日で全てが終わると来る日数が減ることになり、早く治療が進みます。また、麻酔も一回で済みます。
仮歯の必要もないので違和感のある歯で噛まなくてすみますし、仮歯の場合、隙間から細菌が入り込みいたみがでたり、セラミックをつけた後の疼痛につながることもおります。
中の部分には、極力細菌を残したくないのです。そういった意味でも、1-2時間程度で終わる、セレック治療には意味があると思います。
セレックは、デジタル技術を用いているため、素早い治療が行えますが、その分経験やデジタルに対する知識が必要となります。
当院では、院長が基本的に全ての患者様の治療に当たらしていただいております。また、2019年には国際セレックトレーナーの認定も受け、その症例数はゆうに1000症例を超えます。
同じセラミック、セレックといえども、その先生により違いは大きく、慣れているかという点だけに絞っても大きな違いはあると考えます。
セラミック、長く持つセラミックに興味がある方は、是非、当院で検診もしくはセラミックのカウンセリングなどを受けてみてはいかがでしょう。
ネットによる予約も行なっております。
スタッフ、院長ともども、皆さんがリラックスできる環境を作るよう考えてお待ちしています。
佐藤デンタルクリニック
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