こんにちは、志木市の佐藤デンタルです。今日は小さな虫歯(初期虫歯)についての当院での対応について書いてみようと思います。
よく歯科検診などできく、C1とかC2とかいう言葉、聞いたことのある方も多いかと思います。これは、虫歯がどの位進行しているかを表す値です。
数字が大きいほど、虫歯が大きいことを表し、C3以上になると神経を取るほどの虫歯だということになります。
では、みなさんC0という言葉を聞いたことはありますか？これはいわゆる削らないと治らないであろう虫歯C1より小さく、表面に限局している虫歯のことを言います。
この虫歯に関しての考え方は、先生によってまた違いますが、近年の歯科医学の考え方としては、様子を見ましょうということが、多いかと思います。
これには、色々な要素が関わっていますが、１つはフッ素配合の歯磨き粉が普及したこと中より、初期虫歯に関しては、治る可能性が出てきたということが大きいかと思います。
そうです、初期であれば虫歯は治るのです！
ただし、歯ブラシの仕方や、その場に対する対応を間違えなければという注釈が付きます。
少し前まで、虫歯は全く治らないと思われていました。しかし、うまくやれば、治ったり進行するのを防ぐことができるようになってきました。
これは歯科の領域においての大きな進歩だと思います。
それでは、なにを注意すればよいのでしょう。
まずは、歯磨き粉は、フッ素の入っているものを選ぶこと(歯医者さんなどではより高濃度な安全な歯磨き粉をおいてあります)
それから、たとえば噛む面が虫歯になりやすい方はキチッと噛む面を奥歯までこすること！
また、歯と歯の間の虫歯が目立つ方は、甘いものの取り方をかんがえること！(あめなど、口の中に長時間液体で残るものはあぶない！)
定期検診で虫歯が進んでいないか、こまめなクリーニングを受けるとともに、歯ブラシなどのアドバイスを受けるとなおいいです！(虫歯はすすんできてもなかなか気づけません、自分の判断だけでは虫歯が大きくなってしまうことも多いです！)
(また、ちょっとしたアドバイスで虫歯になりにくい歯ブラシや生活に変わることができますし、歯ブラシの癖も直してハグキなどがさがってしまうことを避けることができます！)
検診は思っている以上にその方にとってプラスになることが多いです！なかなか面倒に感じることも多いかと思いますが、是非、行ってみましょう！
あとオススメなのが、子供の頃した方もおられるかもしれませんが、予防填塞(シーラント)という方法が保険治療であります。
これは、先ほど出たC0といわれるような、初期の虫歯に対して行うもので、噛む面の一番深い溝をほんの一層、白い樹脂で埋めるものです。
溝の深い部分は、急激にそこだけ深くなっており、その部分に物がつまり、歯磨きができにくいこともあり、溝にそって虫歯ができることが、非常に多くあります。
この溝を、予防的にほんの一層埋めてあげるだけで、虫歯のリスクは非常に低くなります。
歯を削ることもないので、歯を削って埋める治療に比べて、再治療のリスクも少なく、痛みもありません。
削ることもないので取れることもありますが、定期検診でそういった取れたりしてることがないかを、チェックしてあげることで、リスクを減らすことができます。
金額的にも保険ということもあり、リーズナブルでいて効果の高い、おすすめの予防処置です。
先ほども少しでましたが、歯を削るとどうしても再治療のリスクが高まります。もう虫歯が大きくなってしまったところ、以前治療した部分は、再治療も含めて、キチンと見ていくことが大切ですが、
また、削っておらず、C0などの、初期虫歯については、削ることせず、シーラントなどの処置をしつつ、注意深く検診など診ていくことが大事と当院では考えております。
それが、10年後、20年後の自分の歯を守る、第一歩になるのではないでしょうか。
こらから、虫歯は治すからならないようにする時代が訪れます。ただ、なにも気にしなくても、虫歯や歯周病にならないというのは難しいでしょう。
かかりつけ医と相談をしながら、歯のことを考えていけば、おのずと歯はうしなわなくなってくるはぶです。
いままではともかく。これからは、虫歯を作らない生活を目指してみてはいかがでしょう。
当院も微力ですが、そのお手伝いをできればと考えております。治療だけでなく、虫歯にならないアドバイスやお手伝いにも力を入れております。
ご興味の持たれた方は、検診やクリーニングの予約から取られてみてはいかがでしょう。スタッフ一同お待ちしております。
佐藤デンタルクリニック
048-474-1563